目次
分類と診断基準
口腔顔面痛を生じさせる疾患の分類と診断基準は「国際頭痛分類第3版(ICHD-3)」や「国際口腔顔面痛分類第1版(ICOP-1)」を参考にします。
それぞれの日本語版は、各学会のHPからダウンロードできます。
- 国際頭痛分類第3版(ICHD-3)
国際頭痛分類第3版(ICHD-3)日本語版│日本頭痛学会 - 国際口腔顔面痛分類第1版
「International Classification of Orofacial Pain, 1st edition (ICOP-1)」に収載されています。
口腔顔面痛専門医が診断のトレーニングを受けている主な疾患
- 顎関節症
- 咀嚼筋の筋痛
- 顎関節痛
- 神経障害性疼痛
- 発作性: ➀ 三叉神経痛・➁ 舌咽神経痛
- 持続性:
① 帯状疱疹性歯痛/顔面痛
② 外傷(けがや手術)による神経障害性疼痛
③ 視床痛/中枢性脳卒中後疼痛
- 特発性口腔顔面痛
① 口腔灼熱痛症候群
② 持続性特発性顔面痛/歯痛 - 一次性頭痛
三叉神経・自律神経性頭痛(TACs)
① 群発頭痛
② 発作性片側頭痛
③ SUNHA(サンハ)
④ 持続性片側頭痛 - 急性/慢性副鼻腔炎(上顎洞炎ほか)
- 巨細胞性動脈炎
- 歯科治療後の体調悪化
- 不随意運動(ジストニア・ジスキネジア)
- 唾液・味に関する異常感
- 精神疾患
体感異常症(セネストパチー)